「社会で活躍するための力を、身につけられる場所をつくりたい」
大学には、専門知識を学ぶ授業や研究の場がある。一方で、社会に出てから求められる力は、専門知識だけではない。自分で課題を見つける力、周囲を巻き込む力、企画を立てる力、実行する力、失敗を振り返る力、技術を社会の価値につなげる力が必要になる。しかし、こうした力を体系的に、かつ実践的に身につけられる場は限られている。
そこで桃下村塾は、AIとビジネスを軸に、学生が実社会に近い形で挑戦できる場として構想された。AIはこれからの社会においてあらゆる分野に関わる基盤技術であり、ビジネスは社会の課題を価値に変え、持続的に届けるための考え方である。この2つを学ぶことで、学生は単なる知識の習得にとどまらず、社会に対して具体的な提案や行動ができるようになる。
桃下村塾という名前には、吉田松陰の松下村塾のように、地域から志ある若者が集まり、互いに学び合い、社会を変える人材へと成長していく場にしたいという想いが込められている。歴史上の松下村塾をそのまま再現するのではなく、その本質を、現代の岡山に置き換えた実践共同体である。